一刀両断(いっとうりょうだん) 一太刀で二つに割るということ。 はなはだしきは、鉈でもって林檎を一刀両断、これを見よ、亀井などという仁は感涙にむせぶ。(太宰治『豊島與志雄著『高尾ざんげ』解説』) 転じて、素早くきっぱりとした決断を下し、処置を施すこと。 本間さんは先方の悪く落着いた態度が忌々しくなったのと、それから一刀両断に早くこの喜劇の結末をつけたいのとで、大人気ないと思いながら、こう云う前置きをして置いて、口早やに城山戦死説を弁じ出した。(芥川龍之介『西郷隆盛』)